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4.女性にも、気持ち良くなる権利はある!

 

 

 
以上、簡単にではありますが、「女性の性」と、性欲を解消するアプローチについて、説明してきました。
 
昭和の昔は、女性の欲求不満などは「女の恥」あるいは「家の恥」とされ、「女性の性欲」は、家の中からも、そして社会からも、「無きもの」として扱われて来ました。
昭和も終わりに近付くと、ようやく社会においても、「男女の平等」が叫ばれるようになり、女性の権利というものも、徐々にではありますが、認められるようになってきました。
しかし、社会は依然として、「性」をタブーとして隠蔽する傾向が強く、「女性の性」もそうですが、「老人の性」や「障碍者の性」といった問題も、ずっと長いこと、議論どころか、問題そのものが存在しないかのように、避けられ続けてきました。
 
セックスレスという問題は、夫婦のどちらか一方が、夫婦の営みを拒絶していることを意味します。
では、その場合どうしたら良いのか・・・。セックスレスが日本の社会問題として認識され、久しいですが、その問いに対しては、未だに誰も答えようとしません。
家庭において、夫婦間の性交渉を否定され、家の外で相手を見つけた途端、不倫や浮気。民事上の不貞行為と見なされるわけです。
 
そもそも、人は誰でも、気持ち良くなる権利があるはずです。成人男性には、風俗があります。しかし、女性にだって、気持ち良くなる権利はあるし、老人や障碍者にも、気持ち良くなる権利はあるはずです。
 
ようやく最近になり、「男性向け風俗」である「デリバリーヘルス(通称デリヘル)」の女性版として、「出張ホスト」や「出張性感(性感マッサージ)」といった「女性向け風俗」が認知されるようになり、また、「老人」や「障碍者」など、介護を必要とする対象者向けに「性サービス」を提供するお店なども、出て来ました。
 
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本来、「性」を忌み嫌うのではなく、人間として当たり前の、ひとつの生理的現象と見なす必要があるのですが、日本の現在の性教育は、性交渉におけるトラブルばかりを強調し、正しい性交渉、正しいセックスといったものを全く教えていないのです。
従来の性教育ですら、男性と女性の心を教えず、まるで動物の交尾を教えているようなものでしたが、学校の正規の教育として、「セックスには、危険がいっぱい!」などと子供達に教えれば、子供がセックスしなくなって当然なのです。
 
女性は、妻になっても、母になっても、いくつになっても「オンナ」の自分があるのです。
当たり前ですが、女性だって気持ち良くなりたいのです!
しかし、浮気や不倫はあまりにも「リスク」が高い。
妻として、母として、嫁としての役割をきちんと果たしていても、バスの運転手のように、普段日常的に感謝されることがないことも問題なのですが、それはある意味、夫も同じ。(苦笑)
最近の家庭では、共働きが一般的になってきましたが、それでも家事の中心は、妻が担うことが多いのですが、妻が家事をするのは当たり前、妻が子供を育てるのは当たり前で、家庭では、なかなか褒めてもらえず、その結果、自分を確認することが出来ないのです。
 
  「自分をオンナとして、認めて貰いたい・・・」
 
女性専用の「出張ホスト」や「性感マッサージ」といったサービスは、このような女性のためにあります。 女性にも「性欲」はありますし、女性にも「気持ち良くなる権利」があるのです!
 
実際に、何人もの女性の口から、「男性のように、もしも、女性用の風俗があったら、すぐにでも使いたいわ!」というセリフを耳にしていますし、最近では自分の身近にも、「女性用風俗」を利用したことのある方が増えてきていますが、これは、大変良いことだと思っています。