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3.「出張ホスト」「出張性感」「SM性感」 のススメ


 以上の内容から、皆さんは、どのように感じられたでしょうか?

お客さまの客層

 
「出張ホスト」や「出張性感」などの「女性向け風俗」と言うと、お金の有り余っているマダムや女性経営者、あるいは、風俗嬢の方が主に利用しているような、そんなイメージがあるかも知れません。これらの方々は、トラブルを一番に嫌いますので、このようなお客さまも居ないわけではありませんが、最近増えているのは、「普通の家庭の主婦」の方々です。 それは、何故かと言えば、職場など、自分の身近な範囲に、そこまで踏み込める相手がいないけれども、かと言って、「出会い系」などで相手の男性を探すのは、怖いのです。そして、それ以上に、「浮気」や「不倫」がバレて、トラブルになることや、男性にしつこく追い回されたりすることを、恐れているのです。

男性向け風俗と女性向け風俗の違い

 
「女性向け風俗」は、性風俗の一種ではありますが、男性向けの風俗とは、内容が異なります。男性のセックスは、アソコが硬くなったら、入れて、腰を振って、出したらおわり。これに対して、女性のセックスは、男性が女性の話を聞いて、女性をしっかりと受け留めてくれることから始まり、甘い言葉の囁きや、ちょっとした触れ合い、女性に対する心遣いがあり、そして、ボディタッチと続いて行くわけです。
お店として、男性向け風俗と女性向け風俗の違いを、きちんとホストに徹底させて、営業しているお店もあるでしょうし、その辺りは「いい加減」で、キャスト任せで適当なお店も、もちろんあります。

サービスの違い

 
「女性向け風俗」の業界に、このような明確な規定や定義があるわけではありませんが、「出張ホスト(エスコート)」サービスとは、この手順をひとつひとつ、お客さまの要望に沿って、進めていくのに対して、「出張性感(性感マッサージ)」は、施術者とお客さまの関係で、まずは、マッサージでリラックスしてもらい、次第に「性感」を高めてもらうサービスになっています。また、「SM性感」は、そこに麻縄による緊縛や目隠し、言葉責め、あるいは、多種多岐に渡る「オトナのおもちゃ」の使用など、SM的な要素を加味し、女性の心の中に眠る「被虐性向」を刺激しながら、「非日常」を楽しんでいただくサービスです。もちろん、このサービスも、お客さまの要望に従って、進められます。

お店による違い

 
具体的なサービスの内容やキャストの質は、お店によっても異なってきます。お店によっては、「ホストクラブ」のホスト、あるいは、それに準じた雰囲気の男性を中心に派遣する店もありますし、いわゆる「イケメン」 に特化した店などもあります。
このようなお店は、「出張ホスト」という名前を世間に定着させた立役者とも言えますが、しかし現在は、そのようなお店ばかりではなく、一般の社会人を売りにしているお店や、性技を売りにしているお店などもあります。
お店による違いでは、個人営業のお店と、法人として営業しているお店の違い。それから、日本全国手広く営業されているお店と、地域を限定しているお店などの違いもあります。
 
個人営業のお店は、その個人の方の個性や、考え方、技術、あるいは、営業に対する姿勢といったものが、より顕著に表れるかと思われます。お客さまとの関係も、その個人の個性や信頼に深く入り込んだ、密な関係となるでしょう。
これに対して、法人化して、幅広く営業されているお店の場合は、その営業地域や希望するホストのタイプによって、選り好みが可能となります。
 

キャストによる違い

 
キャストの選定は、お客さまの好みや、求めているものによっても、大きく変わってきます。
キャストの年代によっても大きく異なります。20代の若者に、40代~50代の持つ深みは出せませんし、逆に、40代~50代に、20代の持つ「若々しさ」は、出せません。
年齢の希望も、若い方を指定されるお客さまもいれば、若ければ良いようではなく、45歳以上だとベストというように、あえてミドルの方を指定されるお客さまも、いらっしゃいます。
「年上好み」や、「年下好み」といった傾向は、どのお客さまにもありますし、若い女性でも、「おじさま好き」のような女性もいますし、中には、マッチョ好きであったり、太った男性が好きという方もいらっしゃいます。
キャストに求める内容も、おしゃべりやデートだけで十分と言う方もいれば、性的に気持ち良くしてもらうことを期待されている方もいらっしゃいますし、中には、複数のキャストをお呼びになり、女性の密かな野望を満たそうとする、ツワモノのお客さまも、いらっしゃいます。